伊佐爾波神社の算額


                         

 2024(令和6)年12月1日、浅山秀博前会長のアルバム「愛媛の算額」を愛媛和算研究会で預かりました。

 このアルバムには、「伊佐爾波神社の算額(S41.12.11)」(モノクロ写真)と「伊佐爾波神社の算額(S57.9.25)」(カラー写真)が上下に整理されています。

 撮影は浅山秀博前会長と武田三千雄前副会長のお二人によるもので、貴重な写真です。

 愛媛の算額研究が本格的に始まったのは、1965(昭和40)年、愛媛県高等学校教育研究会数学部会に「和算研究委員会」が設置されてからです。
 委員を務めた浅山秀博先生と武田三千雄先生のお二人が、伊佐爾波神社の算額を記録するために撮影されました。

 1968(昭和43)年からは、伊佐爾波神社の解体修理のため回廊から撤去され収蔵庫に収められました。 

 『道後八幡 伊佐爾波神社の算額』(2005年伊佐爾波神社紀要第1集 2005年2月20日)の「はじめに」には、下記の文言があります。

 この一般公開のときに撮影されました。汚れが落とされ、大変きれいな算額だったといわれています。

 「昭和57年3月浩宮様ご参拝」は、昭和57年3月22日(月)付け愛媛新聞朝刊によると、3月21日~23日まで、松山市、北条市、今治市、西条市の中世の史跡をご見学のため来県されました。3月21日(日)に伊佐爾波神社を訪れ、回廊の多数の絵馬にご興味を示され、一つ一つ立ち止まって説明を求められたと記されています。
 
 一般公開後、痛みがひどくなったので再び収蔵庫に収められ、現在は見ることができません。


 写真をスキャニングでデジタル化しましたので、その写真を紹介します。
 また、「愛媛の算額」で紹介した算額の解説と現代解も再掲します。現代解には補助定理を利用していますから、こちらから確認してください。

 写真をクリックすると、拡大表示されます。

番号 奉納神社 奉納者昭和41年12月11日
撮影(モノクロ)
昭和57年9月25日
撮影(カラー)
解説現代解
伊佐爾波神社回廊写真写真
写真
1伊佐爾波神社大西佐兵衞写真写真解説現代解
2伊佐爾波神社小嶌又兵衞写真写真解説現代解
3伊佐爾波神社佐野長次郎写真写真解説現代解
4伊佐爾波神社簡野主計写真写真解説現代解
5伊佐爾波神社和田栄太郎写真写真解説現代解
6伊佐爾波神社仙波収平写真写真解説現代解
7伊佐爾波神社山崎喜右衛門写真写真解説現代解
8伊佐爾波神社山崎富太郎写真写真解説現代解
9伊佐爾波神社人川市太郎写真写真解説現代解
10伊佐爾波神社井手上丈左衛門写真写真解説現代解
11伊佐爾波神社栗林佐太郎写真写真解説現代解
12伊佐爾波神社河原保三写真写真解説現代解
13伊佐爾波神社花山金次郎写真写真解説現代解
14伊佐爾波神社越智峯次写真写真解説現代解
15伊佐爾波神社吉田茂兵衞写真写真解説現代解
16伊佐爾波神社伊崎為次郎 
石崎良蔵
写真写真解説現代解
17伊佐爾波神社俊野巻衛写真解説現代解
18伊佐爾波神社高阪金次郎写真写真解説現代解
19伊佐爾波神社桐野富五郎写真写真解説現代解
20伊佐爾波神社松岡太三郎写真写真解説現代解
21伊佐爾波神社野本忠五朗写真写真解説現代解
22伊佐爾波神社中村正教写真解説現代解