アルバム

伊佐爾波神社の算額アルバム

　2024（令和６）年12月１日、愛媛和算研究会で浅山秀博前会長のアルバム「愛媛の算額」を預かりました。このアルバムには、「伊佐爾波神社の算額（Ｓ41.12.11）」（モノクロ写真）と「伊佐爾波神社の算額（Ｓ57.9.25）」（カラー写真）が含まれており、これらを「伊佐爾波神社の算額」として紹介しています。

　今回は、「伊佐爾波神社の算額アルバム」として、モノクロ写真とカラー写真を奉納時期に基づいて下記の三つの区分に分けて左右に並べてみました。　

★1803年～1837年（主に大西佐兵衛と門下生）５面

大西佐兵衛・小嶌又兵衛と小嶌又兵衛の門下生が奉納しています。
和田栄太郎は、師が松藤宗久（筑前）で大西の門下生ではありません。

★1847年～1861年（主に山崎喜右衛門と門下生）12面

山崎喜右衛門は小嶌又兵衛に学んでいますから、山崎喜右衛門の門人は大西佐兵衛の流れをくみます。
山崎喜右衛門と門下生合わせて８人は、1850年に奉納しています。
伊崎為次郎・石崎良蔵は山崎の門下生ではありません。

★1873（明治５）年～1937（昭和12）年（明治以降）５面

1872（明治５）年の学制発布により、学校教育では西洋数学が教えられるようになりましたが、山崎喜右衛門のもとで和算を学び、その魅力にひかれて和算を楽しむ人たちが奉納しています。

　写真をクリックすると、拡大表示されます。
　モノクロ写真の奉納者をクリックすると解説が表示され、カラー写真の奉納者をクリックすると現代解が表示されます（ただし、「22　中村正教」の現代解は奉納年をクリックしてください）。
　現代解には補助定理を利用していますから、こちらから確認してください。